徳島にある、ちょっとユニークな大塚国際美術館。
トリップアドバイザーで、5年連続エクセレンス認証を獲得。
殿堂入りもしている美術館です。
そこで開催される、これまたユニークな歌舞伎。
なんと、今年で10回目になるんだとか。
和と洋が融合する、システィーナ歌舞伎をご紹介します。
システィーナ歌舞伎とは
徳島の大塚国際美術館のメインともいえるシスティーナ・ホール。
イタリアのローマ、バチカン市国内にあるバチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂を模したホールです。
システィーナ礼拝堂の内部が陶板画によって原寸大で再現されています。
このシスティーナ・ホールで上演されるのが、システィーナ歌舞伎です。
主に上方歌舞伎の役者さんが多く演じられる印象です。
和と洋を融合させ、この演目のために書下ろした新作歌舞伎となっています。
システィーナホールでは、2018年の紅白歌合戦んで米津玄師さんがLIVEをした会場としても有名です。
第10回システィーナ歌舞伎の演目はNOBUNAGA
2020年2月13・14・15・16日に開催されるシスティーナ歌舞伎の演目は、織田信長を題材にした『NOBUNAGA』。
NHK大河『麒麟が来る』が明智光秀なのも、多少影響したのでしょうか。
【あらすじ】
世は戦国時代、各地の領主たちは、兄弟で争い、子が親を撃ち、家臣が主人を殺す下克上と、天下は麻の如く乱れていた。
尾張の領主織田信秀は、織田家安泰のため、双子の吉法師、美女丸の二人に家督を継がせ、元服させて信長を名乗らせる。
前代未聞の考えであった。
二人の信長は、手を携え織田の家を守り、今川を桶狭間で討取り、美濃を制圧し、天下統一を眼前に控えていた。
そんな時にポルトガルのイエズス会のルイス・フロイスが国王の土産を携え、通商とキリスト教の布教を求め、安土城に信長を訪れた。信長は許可し安土に聖堂を造らせる。
そんなある日、謎の女イサドラが信長の前に現れる。
ひと目見て、イサドラに惹かれる信長だったが、このころから信長の運命が大きく変わる。
暴虐の信長に家臣は離れ、傍につきそうのは寵愛の森蘭丸のみであった。
そして、天正10年6月2日、京都本能寺を宿としていた信長は、家臣明智光秀の謀反によってその生涯は終わる・・・。
第10回システィーナ歌舞伎『NOBUNAGA』公演ページより
あらすじによると、幼少期から本能寺の変まで。
かなり盛りだくさんな内容になりそうですね。
織田信長の生涯がどのように演じられるのか、楽しみです。
第10回システィーナ歌舞伎で片岡愛之助と今井翼が共演
主に上方歌舞伎の役者さんで演じられるシスティーナ歌舞伎。
今回主演は、第3回から主演を務めている片岡愛之助さんになります。
そして、注目なのがメニエール病から復帰した今井翼さんとの共演です。
第3回システィーナ歌舞伎『GOEMON』の時に、今井翼さんが公演を見られて以来、公私共にお二人は仲よくされているんだとか。
今井翼さんが復帰されるのはもちろん、どんな歌舞伎を演じられるのか楽しみです。
システィーナ歌舞伎中の大塚国際美術館は貸し切り
システィーナ歌舞伎の開催中、大塚国際美術館は一般の方は入館できません。
システィーナ歌舞伎のチケットお持ちの方のみ、展示を見ることができます。
だから、ほぼ貸し切り状態。
9:30に開館し、閉館が19:00。
歌舞伎の午前の部が11:00、午後の部が15:30。
歌舞伎の前後に、ゆっくりと館内を楽しむことができます。
大塚国際美術館については、こちらで詳しくご紹介しています。
和と洋が融合したシスティーナ歌舞伎で片岡愛之助と今井翼が共演! まとめ
大塚国際美術館を訪れた時、システィーナ歌舞伎のポスターを見て、見てみたい!と思いました。
が、チケット発売をうっかり忘れており、気が付いた時には完売。
あのシスティーナホールでの歌舞伎は、なんとも幻想的なことでしょう。
いつか機会があったら、見てみたいものです。
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