「人生のステージ」という言葉があります。実際に生きているとある瞬間、今までと違う人生のステージへ上がったり下がったりすることがあります。
今回は三好真梨子さんのカラフルディズへ寄稿させていただきます。
「人生のステージ」についてというお題を頂戴したのですが、一体どんな切り口で書いたらいいのだろうか?と考えてみました。
そして閃いたのが実際に「人生のステージ」というものは人によって捉え方が違う。
また正解や不正解はないのですが、カミジョー個人が考える人生のステージというモノの種類やどうしたら次のステージへ行けるのかを書いてみたいと思います。
人生のステージには行く種類も階層がある
今まで38年生きてきて思うのは、「人生のステージには幾つもの階層がある」ということです。
簡単にまとめますと
1.「我」の層
2.「対峙」の層
3.「集団」の層
僕が思う人生のステージというものは、階段を登っていくような感じではなくフィールドの広さがその1つだと思います。
今回の寄稿記事では上記の
1.「我」の層
2.「対峙」の層
3.「集団」の層
ここの内容を深めていきます。
1.人生のステージ最初は「我」の層
人生のステージ、最初の層は、「我」の層です。
つまりは自分しか見えていないというステージです。
我執や我欲を優先させてしまうというステージです。
しかし、自分を見つめ直すためにも自分の声に耳を傾けるためにも、この最初の層である「我」の層は通過儀礼であり、必ず通らなくてはならないステージです。
この層の良い点や改善点を考えますと
【良い点】
・自分というものがわかる
・自分ののぞみがわかる
・防衛本能
【課題や改善点】
・エゴイスト寄り
・セルフィッシュである
・視野が狭い
大人になってもこの「我」の層から次の層へ行けず、いつも自分のコトだけしか興味がなく、他人に関心が低い人もいます。
自分というものの欲求なりWantsを満たしても、それはキリが無いことなので途中の何処かで気が付かなくてはいけません。
ずっとここにとどまり続けてはいけないというコトに
2.人生のステージ、次は「対峙」の層
そして人生のステージ、その次の層は「対峙」の層です。
ようやく自分という我からその先へ目が向いていき、次のステージでは最も身近な家族・友達・恋人・仕事仲間などが人生にやってきます。
自分という人物が1つのフィルターとなり、対人関係を構成していきます。
人間関係とは自己の延長線であり、また自分を映し出す鏡です。
このステージでは、自分という領域外にいる人物(自分ではどうにもできない他人)と向き合うことで、慈しみや軋轢などの中から、やはり自分を見つめ直す機会を得ることができます
【良い点】
・視野が広がる
・自分にはないリソースを体験できる
・心が満たされる
【課題】
・気がつくと他人軸で生きることになりやすい
・自分一人では生じなかった悩みが生じる
・すべて自分が操作、管理できない思い通りにできないコトを学ぶ
ここでは今まで自分という存在を最優先に生きてきた人物が、自分よりも優先すべき(したい)対象と出会うことで広がるステージです。
閉鎖的であったり、自分の中に誰も受け入れ難いと考えている方はここまで進むことはできません。
自分は常に最優先事項でなくてもいいんだと想えた時に新しい人生のステージへ進めます。
3.そして「集団」の層
最初のステージで自分を見つめ直し、そして次のステージでは誰かと対峙するコトで、自分という領域の外の世界を体験します。
そしていよいよ3つ目のステージが集団の層です。
人は一人では生きていけないので、何かしらのコミュニティに属します。
そのコアな部分としては家族というものがあり、人は学校や職場などで仮初めの集団に属します。
今回の「集団」の層とはそういった仮初の一時的な集団ではなく、自分で自発的に築いていく集団を指します。
「法人」という言葉がありますが、企業というものは人の集合体であり、そこには人格があります。
それぞれの集団、コミュニティにも「人格」が存在します。
自分=人格が存在する
集団=人格が存在する
ある種、集団の中にある人格とは自分というモノを超えた人格であり、新しいステージとして自分という人間がパイロットとなり、人格を持つロボットに乗り込むが如く、世界を広げていきます。
自分→他人→集団
と少しずつ自分の範疇や領域からその外に恐る恐る足を踏み入れて行くこと
これが1つの人生のステージの種類といえるのではないでしょうか?
見方を変えれば、
「ハイヤーセルフ」や「アセンション」などという言葉に囚われてしまい
自己というものだけを高い次元に上げよう!とだけ考えていては
仮に自分がちょっと高い小山に登れたとしても
今回の記事で言うところの
「我」の層に留まっているに過ぎません。
人生のステージの種類まとめ
人生のステージとは、思うに
多様性のあるステージです。
それは1つの階段が伸びているような建築物ではなく、
縦横無尽に四次元的に広がるステージです。
その何処に着眼するかによって
体験できるステージとうものは
人生のステージというものの極一部。
今自分がステージが変わったと思う時に
同時に、
「しかし、まだ世界は広い」
と肝に銘じて生きなくてはなりません。
仁和寺にある法師、年よるまで、石清水を拝まざりければ、
心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、ただひとりかちより詣でけり。
極楽寺・高良(こうら)などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。さて、かたへの人にあひて、「年比(としごろ)思ひつること、果し侍りぬ。
聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。
そも、参りたる人ごとに山へのぼりしは、何事かありけん、
ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意(ほい)なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。少しのことにも、先達(せんだち)はあらまほしき事なり。
まさに人生のステージとは「仁和寺の和尚」の説話の通り
ゆかしかりしかど、山までは見ず
と有限たる人生を駆け足で生き急いで
したり顔をする満足のその先を見ないと
もったいない
そんな風に僕は思います。
◯カミジョーとは
38歳。哲学とは思考を巡らせながら行動するコト
また哲学のない人生はとても味気ない
そんなコトを考えて生きています。
最近見たアニメは「鋼の錬金術師」
詳しくは
・カミジョーとはをご参照ください
人生のステージが変わるときには、こんな予兆があるかもしれません。
人生のステージに合わせて、人間関係だって断捨離が必要かもしれませんよ。
むしろ、断捨離して整理したら、人生のステージが引きあがる??
年齢に応じて、美容法だって取捨選択が必要。
私はこんなことまで、断捨離してしまいました。
人生のステージの考えたかはいろいろ。
イヴルルド遙華さんのフォーチュンサイクル占いによれば、直近の私の人生のステージはこんな風に変化するらしい。
コメント
コメント一覧 (5件)
[…] 今月は、上條(@MinatoWorks)さんに「人生のステージの種類と自分の変え方・変わり方」寄稿をしてもらい。 […]
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