留学してみたかったなぁと、いまでもちょっぴり後悔している三好真梨子です。
留学というより、学生の時海外に住んでみたかった。
ま、それは今後実現するかもしれない。
当時の私は留学以外の方法を知らなかったんですよね。
それで、お金のこと考えて無理だ~と諦めてました。
当時、留学という人生のステージの選択を諦めた私に教えてあげたい。
ファームステイという方法があるんだよ!と。
今回は、ブログ仲間のマドさんにファームステイについてインタビューさせて頂きました。
ファームステイ経験者のマドさん
ブログ仲間のマドさんは、『マドのおうち』というブログを運営されています。
しかもなかなか難易度高そうな上海でトランジットなんです~
とサロンで話をしていたら・・・
というようなお話を伺ったんです。
で、ファームステイって何??と思って、インタビューさせてほしいとお願い。
ご快諾いただけ、今回の記事が実現しました。
ファームステイって何?
読んで字のごとく。
農場に滞在すること。
ただの滞在ではありません。
農作業を手伝いながらステイします。
農家さんは常に人手不足。
元気で若いお手伝いが欲しいけどお給料を払うのは厳しい。
一方、海外に長期滞在したい人のネックは滞在費用。
滞在費用は、長ければ長いほど増えますよね。
そのお互いの需要を補い合えるのがファームステイ。
マドさんがファームステイを選んだ理由
マドさんがファームステイを選んだ理由はずばり、お金がない!から。
当時19歳のマドさん。
バイトはしていたけど、旅行費用が貯められるほどの収入はなかったそう。
時間があるうちに今しかできない経験をしたい。でもお金がない…
そんな時にマドさんは「WWOOF」と出会われます。
WWOOFは、全国の農家さん(ホスト)とそれを手伝いたい人をつなぐ機関です。
ホストである農家の方は、賃金を支払うことなく農作業を手伝ってもらえるかわりにWWOOFerに宿泊先を提供。
(ホストである農家によっては食事もついてくるそうです)
WWOOFerは無料で宿泊させてもらう代わりにホストに労働力を提供する。
まさにwin-win。
マドさんはこのシステムのおかげで、ほぼ航空券などの交通費プラスαで1ヶ月間の海外生活を送ることができたそうです。
羨ましいのが、今でもステイ先のホストとは交流があるということ。
第二の家族いいなぁ。
マドさんがファームステイ先をカナダを選んだ理由
というのがあったというマドさん。
だから、自然と国は英語圏を選択。
できるだけクセや訛りの少ないところが良かったのと、単純に農家の数が圧倒的に多く、選択肢が多かったのでカナダを選んだとのこと。
WWOOFに登録すると、その国の農家のリストを貰えるんだそうですが・・・
なんと、そこから先は自身でコンタクトを取って滞在の交渉をしなければならないそうです。
気になるファームにつたない英語でなんとかメールを送るのですが、なにせ15年以上前の話なので、メール自体持ってない、なんてところも多かったとか。
その場合は電話でコンタクト。
英語力や、時差などコミュニケーションが大変そうですね。
それくらいの英語ができないと、現地行くまでも行ってからもきっと大変ですよね。
その点、今ならメールでコミュニケーションとれそうなので、最初のハードルは低そうですね。
当時はメールを送れば数分後に返事が来るような時代ではなかったので、返事が来るまで1~2週間かかったとか。
滞在先がギリギリまで決まらなかったそうです。
マドさんのカナダまでの移動ルート
マドさんの滞在先はカナダの西海岸側、バンクーバーから長距離バスで数時間のところ。
ざっくりとしたルートは下記の通り。
成田空港→乗継→バンクーバー→(路線バス)セントラル駅→(長距離バス)目的地最寄りのバス停
乗継をどこでしたかは忘れたそうですが・・・
まぁ、後に書いていますがあれだけのハプニングに見舞われていれば、記憶がぶっ飛んでもおかしくない・・・
成田からだと、バンクーバーへはシアトルやロサンゼルスでの乗り継ぎが便利そうですね。
バス停から先は、ホストが迎えに来てくれたので車で移動。
ドアtoドアでほぼ1日がかりで、かなりクタクタだったそう。
初めての海外一発目が一人旅でしかもファームステイ。
だれも連れてってくれないし、自分で声を出さないと助けてもくれない。
成田を出たまでは良かったけど、バンクーバー〜長距離バスを降りるまでは、ほんとうにたどり着けるのかわからない不安で緊張続きだったとのこと。
「あ〜この車に揺られていれば目的地に着ける・・・」 と、
日本を出てから初めてほっとした気がしました。
私も乗継はなかったけど、人生初の1人海外旅行のフィンランドは、とってもドキドキでしたね。
ファームステイの期間
マドさんの場合、ファームステイは約1ヶ月。
本当はもっともっと長く滞在したかったんですけどね。
マドさんのステイ先は日本人が好きなホストだったので、マドさん以外にも2人の日本人がいたのが心の拠り所だったそうです。
さらに中国人や韓国人、アジアを中心に私よりも先にステイしている人がいて、なかにはもっともっと長く滞在している人もいたとか。
どのくらいの人がステイ先にいるか、どのくらい滞在できるかは受け入れ先や季節によってまちまち。
マドさんは当初、滞在期間の半分は別のファームに滞在する予定だったそうですが・・・
最初のファームが大好きすぎて、二軒目をお断りして一ヶ月間同じホストにお世話になったんだそうです。
ファームステイ中のとある1日の流れ
ここでマドさんがファームステイ中に過ごしたとある1日を紹介したいと思います。
8:00 起床
8:30 朝食
9:00 農作業(収穫)
12:00 昼食
13:00 ふもとのスーパーへ買い出し
15:00 フリータイム
18:00 夕飯 その後順番にシャワー・洗濯乾燥
21:00 就寝
こんなスケジュールが6割くらいだったそうです。
買い出しの代わりに落ち葉掃除をしたり、切り倒した木を捨てに行ったり、芝刈りをしたり。
農作業も、マドさんがステイしたところはオーチャード(果樹園)が主だったので、耕したりといった重作業はなかったそうですよ。
雨が降ると1日フリーで、ほんとに時間が穏やかに流れたそうです。
また、週に一度、ファーマーズマーケットに行って、収穫した果物や野菜を販売するのも楽しみだったとか。
他にもたくさんのお店が並んでいるので、休憩時間を利用して、お土産探しをしたりもできるそうです。
ファームステイ中のドキドキしたハプニング
初海外が一人、しかもツアーでも旅行でもなくファームステイ。
もちろんハプニングもあったそうです。
むしろハプニングだらけ(笑)だったとか。
飛行機にまつわるハプニング
バンクーバー手前の飛行機の乗継でのハプニング。
結果を言うと、離陸5分前に滑り込みセーフで乗り込みました(笑)
あの時のヒヤヒヤ、たぶん一生忘れません。
チケットにゲート番号が書いてないことが良くあると思います。
書いてあっても、変更になる場合もありますし。
電光掲示板でゲート番号を確認するのわけですが・・・
当時19歳で海外なんて行ったことのないマドさん。
乗り継ぎの空港(どこだか忘れた)で、たしか国内便に乗り換える際、自分の目指すゲート番号が分からないし、
なんでチケットに書いてないのかもわからない・・・
つたない英語を振り絞っていろんな人に聞いても、聞く人聞く人違うことを言う(泣)
もうどこに行けばいいのかわからなくて立ちすくむマドさん。
それでも容赦なく時間は過ぎていく。
最終的に正しいゲート番号を知った時には離陸15分前。
しかもマドさんがいたのは目的のゲートと真逆。
猛ダッシュして5分前に滑り込めたんだそうです。
いや~、不幸中の幸いというか、なんとか乗れて良かったですね。
さらに、当時「バゲッジスルー」なんて言葉ももちろん知らなかったので、マドさんはご自身の荷物がどこかに行ってしまったのでは??
とそれはそれはテンパったそうです。
もしマドさんと同じように、英語あんまりしゃべれないけど突撃一人で海外ステイしようとしている人がいたら・・・
- チケットにはゲート番号書いていないから、着いたら電光掲示板でゲートを確認して!
- バゲッジスルーの場合は荷物出てこなくてそのまま乗り継ぎの飛行機に格納されるから心配いらないよ!
- 誰かが教えてくれると安心してるとみんな違うことを言ってテンパるから、日本人に聞くのと同じ感覚でいないほうがいいよ!
というのが、マドさんからのアドバイス。
ステイ先でのハプニング
はじめてクマと遭遇されたそうです。
普通に山の中なので、クマがいるそうです。
夜間は近くの家と家の間の移動であっても出歩くことはできません。
果樹園が荒らされるので、夜間は金網に電気を通していたとか。
心温まるハプニング
道中、日本人の方に助けていただいたそう。
どうにかこうにか、バンクーバーに着いたけれど、空港からダウンタウンまでの移動は路線バス。
路線バスってまた難易度が高いんですよね。
日本のバスだってどれに乗ったらいいのか??となるわけですが・・・
海外の路線バスなんてもうお手上げですよね。
その時マドさんが勇気をふりしぼり、一人の女性に声をかけたら、たまたまその方が日本人だったそうで。
そして偶然にも同じ方向に行くと言うので、一緒に連れて行ってくれたというほっこりエピソード。
その時の感動と安堵感と言ったらもう忘れられないです。
さいごに ほんとうに困った時、必ず助けてくれる人がいました。
一人で旅をしたからこそ、こうした出会いが生まれたと思っているし、いつもの恵まれた環境がありがたいと心から思えました。
一人で旅をしたからこそ、誰かと共に過ごすことがどれだけ幸せで安心できるのか感じることもできました。
ファームステイを終えて・・・
私はあの時、少し無謀ではあったけど、一人で海外でファームステイした自分をほめてあげたい。
今の私がいるのは間違いなく、その時の経験が大きいです。
凝り固まった価値観が解放されていくのを感じたし、家族や恋人、友達の存在がありがたく思えたし、ありきたりだけど日本ってやっぱりいいな! って思いました。
そんなステキ体験、ファームステイ。
宿泊費用を圧縮して長く滞在したいと思っているかたには、WWOOFは強い味方になってくれるはずです。
ぜひ検討してみては?
※私はとてもいいホストに恵まれましたが、いろんなホストがいますし、人と人とのやりとりですので、中にはうまくいかないケースがあるということもご承知おきください。
最低限の費用で海外ステイができるファームステイ
さて、ファームステイに着いてマドさんのお話を伺ってきましたが、いかがだったでしょうか?
19歳で、初海外でファームステイ。
とっても大きな決断されていますよね。
そして、WOOFERに出会ったのがラッキーだったのかな。
三好も、資金繰りで諦めず、留学以外の方法がないのか模索するべきでしたね・・・
というわけで・・・
このブログを読んでくださる方の中に、資金的な面で海外ステイをあきらめようとしている人がいるなら、
WOOFER調べてみてはいかがでしょうか?
留学などよりかなり費用を抑えた長期ステイを可能にしてくれるはずです。
インタビューを快諾してくださったマドさん。
ありがとうございました。
19歳の時のマドさんのように・・・
決断して行動したからこそ、今宝だと思える経験ができたんですよね。
やっぱり決断って大事だなぁと、改めて思うわけです。
そして、決断しても行動しなければ結果にはならないわけで・・・
行動し続けることも大事。
インタビュー記事はこちら
他にも、インタビューさせて頂いた記事を書いています。
インタビューしたり、されたりした記事は、こちらからご確認ください。
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